5つのメリット
システム
テクノロジー
阪神・淡路大震災、新潟中越地震、東日本大震災など度重なる大きな地震でも、ツーバイフォー住宅は「被害なし、居住に支障なし」という状態が97%以上を占めています。

ツーバイフォー工法は構造材や釘のサイズ、使用方法や使用箇所、施工の方法まで、きめ細かくマニュアル化されているため、どの住宅にも均一な高品質と高性能を実現します。
さらに面構造を基本に床、壁、屋根の順に効率良く進行する作業工程によって、工程の短縮やコストの削減などの大きなメリットがあります。

ツーバイフォー工法は床、壁、屋根が初めから面として作られて、その面で「六面体」を作るようにして家を形作ります。
気密性や断熱性、シンプルで合理的な施工など、ツーバイフォー住宅が備えている優れた特徴は、すべてこの「面構造」が基本となって実現されています。

ツーバイフォー工法は床、壁、屋根を6面体とした一体の構造(モノコック構造)で、外部からの力を構造体に分散して、ねじれや変形、倒壊を防ぐ構造になっています。
下の図は、ツーバイフォー住宅と在来鉄骨軸組工法による住宅に、それぞれの建物の重さに比例した力を加えて、その伝わり方を比較したものです。色が黄・赤に近いほど負荷が大きいことを示します。

ツーバイフォー工法は接合部に専用の釘や接合金物を使用しています。
特に釘やビスに対しては使用する箇所や間隔、打ち方、使用本数に至るまで明確に規定されています。
また、一度打ち込んでしまった釘を後でチェック出来るように、サイズや用途別に一本一本カラーリングが施されています。

ツーバイフォー工法は分かり易く規格化された構造用製材や構造用合板を使用しています。
それぞれの材料はJAS規定によって厳しくチェックされています。

数枚の板材を繊維方向が直交するように接着剤で張り合わせて強度を高めたもの。
面で構成するツーバイフォー住宅において、最も重要な構造材の一つです。

6面体を構成しているモノコック構造では、各構面に強い剛性を持つ面材と、枠組材を釘で一体化させた「ダイアフラム」という強固な立体盤面を構成しています。

ツーバイフォー住宅の場合、火の通り道となる床や壁の内側において、枠組材などがファイヤーストップ材となって空気の流れを遮断し、上階へ火が燃え広がるのをくい止めます。
また、床根太、枠組材などが一定間隔で組まれている床や壁の内部構造は、防火区画がいくつもつくられているのと同じ状態です。このひとつひとつの区画によって火の進行はさらに遅くなります。
火災時に防火被覆(せっこうボード)が万一突破されても、このように2重3重の防火機能をもつ「ファイヤーストップ構造」によって、ツーバイフォー住宅は、初期消火の可能性が高く、火災時の被害を最小限に抑えます。

壁の内部や小屋裏で発生し易い結露は木材の腐朽やカビの原因となり、建物に悪影響を及ぼします。
ツーバイフォー工法では壁内に断熱材が施工され、室内外の温度差が緩やかに緩和され結露を起こしにくい構造となっていますが、断熱材の外側(外壁材の内側)に通気層を設けるなどして、有効な換気措置を講じる事で、湿気を構造体に入れない工夫をしています。

ツーバイフォー工法の耐久性を高める為に、土台には薬剤の加圧注入によって、防腐、防蟻処理を施した木材を使用します。
また、外部の地面から1m以内の主要な木材に防腐、防蟻剤を塗布し、耐久性を高めています。

ツーバーフォー工法では、従来の木造在来工法において弱点とされていた梁や接合部の補強を認定の金物を使用して強固に緊結することで、構造上必要な耐力を確保しています。

日本農林規格。建築用の木材の場合、サイズや強度、含水率などに厳しい基準が定められています。
ツーバイフォー住宅で使用されるほとんどの構造用製材は、この基準に基づいています。

ツーバイフォー工法では音の伝搬係数が鉄などより低い木造である上に、隙間の無い構造によって音を大幅に抑える効果をもっています。
外壁材や断熱材、構造材、せっこうボードなどが遮音効果や吸音効果を持っているために、建物全体で優れた遮音性を発揮しています。

外気温の影響を受けやすい外壁は、ツーバイフォー独自の面構造と、壁内に充填された断熱材との相乗効果で、より高い断熱性を発揮しています。
その上、最上階の天井、外壁、1階床内部には断熱材を効果的に施工し、建物全体を断熱材ですっぽり覆う事で断熱効果を一層高めています。

ツーバイフォー工法は合板などの面材が防湿、気密材料である為に気密施工に向いた工法になります。
またモノコック構造によって、床、壁、天井が高い密閉度で接合されることで気密性が高まり、相当隙間面積(C値)を少なくでき、壁内結露を防止しています。

マルチフレーミング(特許第1983420)とは、自社の工場でパネルを製造し、施工現場でパネルを組み立てる方式のことを言います。
長く安心して住まうために、もっとも重要な部分は、建物の躯体です。通常、他の住宅会社は、このもっとも重要な部分を社外の協力会社に任せていますが、ナカオホームは、特許も取得しているマルチフレーミングシステムを採用。
社内のスタッフが責任をもって効率よく作業するため、高品質な施工が可能となり、安心です。




ツーバイフォー工法はあらかじめ工場で組み立てられたパネルを、1階の壁から、2階の壁へと効率的に組み上げていく「パネル施工」が可能になります。
ナカオホームでは自社工場がある為に、天候に左右されることなく、品質の高いパネル施工を実現しています。

「ベタ基礎」と呼ばれる鉄筋コンクリートで床下全面を覆う強固な基礎形状を採用。
ベタ基礎にすることで、地面と基礎の設置面積を広くして、建物の荷重を分散させる効果を発揮しています。

建物を支える最も大切な部位に対して、基礎の幅を150mm、基礎の地面からの高さを400mm、
耐圧版となるベースの厚さを150mmと強固な構造とすることで、不同沈下を抑制します。

防湿シートというシート状のフィルムを基礎の床下全面に敷きこむことで、地中の湿気を床下に入れないようにしています。基礎の床版のコンクリートと合わせて二重の効果があります。

基礎の立上り部分の主筋には直径16mmの鉄筋を採用しています。
また、ベース部分は直径13mmの鉄筋を200mm間隔で格子状に配置することで、より強固な構造にしています。
また、主筋の端部をフック形状にすることで、鉄筋とコンクリートとの付着力を上げています。

基礎のベース部分に対して上部の土台、大引きの構造を支える為に、強度の高い鋼製束を使用しています。
シロアリなどの害虫にも侵されにくい処理が加工されたものを使用しています。

建物の大きな荷重を支えるための地盤調査を全棟実施しています。
敷地条件に合った適切な基礎計画をすることにより、不同沈下を防止し、建物が傾いたり、基礎が割れないようにしています。

強く安全な家をつくるために、地震や台風、積雪などの外力に対して全棟構造計算をしています。
地震の揺れに耐えられるか、台風の風圧に耐えられるか、建物がねじれていないかなどを検討して、全ての棟で「耐震等級3」「耐風等級2」を満たす計算をしています。

5つのメリット マルチフレーミング
システム ナカオホーム
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